いっせい地方選挙の結果について
参議院選挙(7月5日公示、22日投票)
いっせい地方選挙で、日本共産党の候補者に厚いご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん。ありがとうございました。また、日本共産党の前進のために力を尽くされた「しんぶん赤旗」読者、後援会員、支持者のみなさん、党員のみなさんに心からお礼を申し上げます。
香川県党は、前半戦で高松市初の複数議席を獲得し、後半戦で市議7人、町議1人の議席をかちとり、現有議席を維持しました。議席占有率は、4年前の選挙結果と比較して、県議会が2.2%から4,4%、市議選が6.1%から7.5%、町議選が5.0%から5.5%へとそれぞれ前進しました。
県議選・高松市区では過去2回、現職と新人が入れかわるという失敗をしてきただけに、一般紙も「悲願の2議席獲得」「16年ぶりの複数議席」と報じ、党員、後援会員、支持者の喜びは大きなものがあります。得票は、前回比130%、05年衆院選比例票比138%です。他党の05年衆院選比例票比は、自民党77.3%、公明党74.1%、民主党28.1%です。社民党は3人の無所属候補を立てましたが、現職議員が落選しました。
後半戦の高松市議選では、定数3の香川区で、昨年2月の増員選挙比135%、05年衆院選比例票比324%と得票を大きく伸ばして当選を勝ち取り、旧高松区では各政党の中で唯一議席増を果たし、合併増員選挙で増えた4議席を確保しました。定数1の塩江区では議席を維持できず、議案提案権を確立することはできませんでしたが、「オール与党」勢力と対決する日本共産党が、自民党、公明党に次ぐ第3党になった意義は大きいものがあります。
坂出市では、党議員の無所属立候補という障害をのりこえて2議席を確保しました。善通寺市では、高位当選で議席を維持しました。三木町は、昨年末の移住立候補でしたが前回比126%に得票を伸ばし、議席を引き継ぐことができました。空白克服をめざしたさぬき市は、議席に届かず、8年間、議席空白という事態になりました。
かつてない激しい政党間闘争の選挙戦でした。「オール与党」勢力の共産党落としのシフト、候補者を先頭にした公明党の激しい反共デマ攻撃、社民党の卑劣なデマ・中傷攻撃など激烈な攻撃、包囲網のなかでのたたかいでした。また、高松市では、県議選と市議選の選挙区が違い、定数削減と小選挙区など合併による複雑で難しい条件がありました。こうした日本共産党の前進を阻む困難で複雑な条件のもとで、全体として善戦健闘し、重要な前進を勝ち取ることができました。
7月の参議院選挙まであと2ヶ月、今回の選挙でえた貴重な前進をさらに発展してまいります。比例代表選挙での5議席実現・春名なおあき予定候補の当選、香川選挙区での近石予定候補の勝利へ全力を尽くします。ひきつづくご支援をよろしくお願いいたします。