市政の動き−活動報告
「ゆめタウン三豊」出店を考える学習会を行いました!
6月13日(水)午後7時よりJA香川上高瀬支店JA高瀬会館3階大ホールにおいて、「ゆめタウン三豊」出店を考える会主催による学習会が開催されました。
講師には、和歌山大学経済学部の足立基浩准教授にお願いをいたしました。先生はイギリスでの生活が長く、専門分野が租税政策・地域開発とまちづくり・都市再生に関する研究で、今回の出店問題を考えるにはぴったりの方であるとお願いをいたしました。
はじめに、主催者考える会を代表して三豊民商鵜野光会長があいさつを行いました。
学習会は、「三豊市の街づくりの新パラダイム」〜街の中心部の魅力〜と題して行われました。
内容は、下記の項目に沿って行われました。
はじめに、日本の中心市街地活性化策の近年の状況
2007年 街づくり3法改正の内容と影響
香川県の商業の現状 郊外化が進展 エリアごとの計画が必要
三豊市で大型小売店舗ができた場合の他の店への影響 ハフモデルによる分析
大型小売店舗の市場占有率 半径2キロ以内の占有率は90%以上
大型小売店ができた場合の新勢力圏の分析
香川県の大型小売店舗の面積と売上高との関係
旧三豊郡内の商店街が本来売上げることができる額〜年間72億
市場の変化と商店街の売上げ
四国の街づくりの視点 高齢化率
過去15年間の香川県内の合併前商業売上げ
香川県の大型小売店舗数の比較(1990年、2003年)
香川県と全国の商業売上げの推移(1985年〜2002年)
増えつづけるスーパー等の店舗数(1988年〜2003年)
街づくり政策の成功例としての福島県
和歌山市でのオープンカフェの実験・検証結果
和歌山市の中心市街地経済の状況
市民参加型の中心市街地活性化基本計画の策定
中心に高等教育機関がある街づくり 福島市
回遊性と定住性を考えた中心地の都市設計 福島市
市場のある街
中心市街地と郊外大型小売店が共存している町 イギリスとサスティナブルな都市計画
イギリスの中心市街地政策
英国地方都市の商業街づくり
イギリス イプスウイッチ市の聞き取り調査
街づくり会社の活躍
まとめ
サスティナブルな視点(持続可能)、センチメンタルな視点(文化・伝統の継承)、歩行環境を整える、市場と高等教育機関の誘致、郊外型店舗は中心地に立地すべき(街づくり3法)とのまとめの話がありました。
質問は、5名から出され関心の高さを示すものとなりました。
みなさんからいただいたアンケートを早急に集約すると共に、今後の活動に生かして生きたいと思います。そして、今後の「ゆめタウン三豊」に対する取り組みはこれで終わりでなく、学んだことを生かしていきたいと考えています。
(パンフレットが入用な方は考える会事務局
三豊民商 電話0875-72-0016までご連絡ください)(基本的には郵送できません)