後期高齢者医療広域連合議会に提案する条例案決定
1人当たり平均保険料は、年額77500円!
11月26日開催される香川県後期高齢者医療広域連合議会定例会に提出予定の議案概要が11月22日(木)三豊市議会事務局より配布された。
《PDF》香川県後期高齢者医療広域連合、後期高齢者医療に関する条例案の概要について
(1)後期高齢者医療制度の概要
1.対象 75歳以上のすべての人。65歳から74歳で障害認定1〜3級の人。生活保護は対象外。
2.保険事業開始 2008年4月1日
3.保険証 1人1枚
4.保険料 1ヶ月6200円(年7万4千円)と国は推計(年金年収が年間208万円の人を基準に)。香川県は年額7万7千500円で今回、議会に提案。1ヶ月1万5千円以上の年金から介護保険料とともに天引きされる。法定減免制度あり。
5.医療給付 病気ごとに定額制。
6.医療費の自己負担 1割。但し「現役並所得」の人は3割。
7.健診 やってもやらなくてもよい。香川は「やる」
(2)問題点
1.これまで健康保険の被扶養者だった人(保険料ゼロ)が、75歳の誕生日から新たに保険料を負担することになる。全国で200万人
2.年金が1ヶ月1万5千円の人からも、保険料が介護保険料とともに天引きされる。(但し年金額の半額を超えない範囲で)
3.保険料を滞納すると保険証が取り上げられる。滞納して1年で短期保険証、1年半で資格証明書、その先は保険給付差し止め。
4.医療給付が病気ごとの定額制になるので、「必要な人に、必要なときに、必要なだけ」医療が提供される、と言うことが困難になる。支払われる医療費の「枠内での医療」となる。
5.保険料の減免制度が知らされず不十分。
6.医療費等の10%は保険料として徴収されるので、医療費が増えると自動的に保険料が引き上げられる。
7.県民に知らされていない。広域連合は市町の議員の中から「議員」を選出して議会を構成しているが、公聴会を開くなど高齢者の声を直接聴く場を設けることが必要。
(3)私たちの要求
1.国に対して 中止・撤回を
2.市町に対して
(1)議会は国に対して「中止・撤回」を求める意見書をあげてください
(2)保険料は後期高齢者の生活実態を踏まえた支払い可能な額とすること。
(3)充実した制度とするために、市町の一般財源から広域連合へ支出してください。
概要通知はとにかく遅い、国に対しては「中止・撤回」を求めて意見書採択を追及していきます。又、11月26日に開催される広域連合議会の場に於いて発言していただくための準備に取り組んでいます。